京元線 白馬高地駅を出ると駅前駐車場には1人の女性が待っていてくれました。
今日1日この鉄原を案内して下さる「あむさん」(ご自身のブログでのお名前)はこの地に
住んでいらっしゃる日本人です。この土地の方と結婚されて、3人の可愛いお子さんを育て
ながら個人的に観光ガイドもされているんです。
昨年夏頃にブログを拝見して、是非案内をお願いしたいと思っていたので期待度100%です!
挨拶もそこそこに早速車に乗せて頂き出発しました。

韓国旅行も回を重ねる度に自分で移動手段を見つけてきましたが、この鉄原という町は北限
と言うだけでなく、その向こう側は北朝鮮だという特殊な環境です。個人が好き勝手に歩き
廻れる場所ではないので あむさんのような地元の方の協力が必要な場所なんです。
この町周辺には幾つもの部隊があり、軍用車や検問所をあちこちで見かけますので車で移動
していても結構な緊張感がありました。

そして、最初に案内して頂いた場所が「朝鮮労働党舎」です。ここは南北を分断している
38度線よりも北にあり、以前は北朝鮮領であった土地なのでその時代に建設された戦争遺構が
多く残されています。その中でも特に有名なのがこの建物です。
しかし、到着して愕然としました! 残念なことに補強修復工事の真っ最中ではありませんか。
周囲には全周足場が組まれ、緑色の工事シートが掛かっていて写真を撮るような状況では
ありません。あー、いきなりリベンジ決定と言う感じですね。
とは言っても折角来たのでなんとか写真をとってやろうと思い、周囲を囲うフェンスから身を
乗り出して、シートをまくり上げて内部の写真を撮ってきました。

これは悪名高い建物で、北朝鮮が共産独裁の政権強化と国民統制を目的としてこの地域の住民を
監理していたそうです。目をつけられてこの建物に連れ込まれようものなら酷い取り調べや
拷問を受け、出られたとしても瀕死の状態か、遺体で返されるかという恐ろしい場所だった
そうです。
写真を撮りながら あむさんの解説を聞いていると、沢山の罪の無い人々が虐殺された凄惨な
光景が頭に浮かんできて気持ちが重くなってしまいました。
北朝鮮では今でもそのようなことが日常的に行われているなんて信じられませんね。
 
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(2013年11月4日撮影)
 
EOS60D CANON EF-S 10-22mm RAW 5shots ±2EVピッチ
マジックランタン V2.3 ISO100  f 8
Photomatix Pro5.0 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop Elements 9
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