昨日までご紹介した甘川洞の散策を終え歩いてチャガルチまで降りていくことにしました。
今回はどうしても行ってみたいけれど、本当によそ者が立ち入って良い場所なのか直前まで
悩みました。
その場所とは甘川洞から徒歩5分ほどの隣町、アミ洞です。このマウルには朝鮮戦争時代に
共同墓地があり、統治時代に住んでいた日本人のお墓がたくさんあったようです。 戦争が
終わって住むところを失った人たちが釜山の平地に住むようになったのですが、すぐに
場所が無くなったためにて仕方なくこの場所まで来たそうです。山の斜面も避難民の仮設
住宅が埋め尽くしてしまったために共同墓地だった場所に家を作るしかなく、ここにも
マウルができたようですね。
その結果、日本人の残した墓石が取り除かれて石垣や家の基礎の一部になっているそうです。
日本人から見れば信じられない話なのでしょうが、戦争という非常事態が引き起こした事
ですからその事をとやかく言うことはできないと思います。生きるためには仕方なかった
ということなのでしょう。詳しいことはわかりませんが、墓地にあった遺骨が他の墓地に
移された後の出来事だという事ですので 少しだけほっとしました。

 その当時の避難民が好んでしたことでは 無いでしょうし、戦争という非常事態が引き起こ
した不幸な出来事の一つなのですから、この写真を見て韓国の方を決して悪く思わないで
いただきたいと思います。
そのような出来事の痕跡を今でも見る事ができる場所を訪れて、平和を維持していくことの
大事さを改めて考えさせられました。
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日本人のお墓の墓石が階段の一部と石垣(文字が確認出来ます)にも使われていました。

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この石垣の角にも文字が刻まれた墓石の一部がありました。

EOS60D CANON EF-S 10-22mm RAW 3shots ±3EV
Photomatix Pro4.2 + Topaz Adjust5.0 + Topaz DeNoize5.0 + Photo shop Elements 9
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